五十路手前のオンナの腹の中


by umitai513
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今夜。終わらせるべき関係を終わらせる。

結果として、昨日の夜が彼にワタシの体を与える最後の夜となったが、
ワタシ自身も昨日の夜の時点ではこれが最後だとは思ってはいなかった。
ただ、今日になって、この関係に今日こそ終止符を打とう・・と思ってしまったのだ。



彼との邂逅以来、ワタシは拒むことなく彼に身をゆだね続けてきた。
体が疲れ果てても彼の求めには自然と体が反応し熱い夜を重ねてきた。
ただ、彼とワタシのこの関係はいつか必ず終わらせないといけない種類のものだった。
それは、彼と関係を持った日からワタシには分かっていたことだ。
終わらせるべき関係だからこそ、彼と二人で重ねた夜は甘美で濃密で、
ワタシは女としての悦びを全身で感じていた。


今夜、彼はワタシの突然の変化を知って泣くかも知れない。
ワタシも泣いてしまうかもしれない。
今夜、彼はワタシからの一方的な仕打ちに傷つくかもしれない。
ワタシも無傷ではいられないだろう。

あんなにも濃密な関係を一方的に断つワタシの姿は、
一体彼の目にはどううつるのだろうか。
突然見放されたと途方にくれてしまうだろうか。
彼はきっとワタシを求め、ワタシが好きな、
彼のあのまっすぐな視線を送ってくるだろう。
それをワタシは非情に受け流すコトが出来るだろうか。

でも、もう決めたことだ。
今夜、この関係を終わらせるのだと。
それに、このコトは彼の将来の為でもあるはず。
彼もワタシも1歩踏み出さなければいけない時が来たのだ。

ただ、彼にはわかって欲しい。
ココロが離れたワケではないのだと・・・。


今夜、断乳します。うにゅにゅ。
by umitai513 | 2007-04-15 20:35