五十路手前のオンナの腹の中


by umitai513
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おでんの具妄想

今、おでんを作っております。

肌寒くなってからもう幾度目かのおでん。
下ごしらえがやや面倒ではあるものの、
作ってしまえば数日間持つので後が楽チン。
主婦にはウレシイ料理。
ビバ☆おでん。

で、今作っているおでんは明日の夕食用。
今日の夕食も決まっていないにも関わらず、明日のおでんを作っている。
なんて未来派なんだ、ワタシは。
コナンか、コナンだな、ワタシは。

トコロで。
奥サマ、おでんの具は何がお好みでしょうか?
ワタシは何を隠そう、つか、何も隠す必要がないのでサクっと言いますが、
コンニャクが1番スキなのであります。





おでんのコンニャク。
しっかり味が沁みてはいるものの、汁が滴るような潤いが無い。
それはまさに、三十路女にぴったりではないか。

が、しかし、だ。

その暗く地味な容姿に騙されてはいけない。
コンニャクは一見、変化に乏しい外見ではあるが、
その実、内面は熱されると誰よりも熱い情熱家で、
そして、なにより、製造過程において無色であるにも関わらず、
よりコンニャクらしさを演出せんが為、わざわざヒジキを混入し、
『コンニャクらしいコンニャク』を演じているのだ。
まさに、名女優。
まるで、もたいまさこ。

そんな、もたいまさこ的なコンニャクがワタシは大好きなのだけれども。
もし、赤の他人サマ、いや、もっと限定すれば、赤の他人成人美男性に
「きみ、おでんは何が好きなんだい?」なんてなコトを甘く囁かれた場合、
はたして、婦女子として、「コンニャク」とあっさり答えてイイのだろうか?
もたいまさこでホントにイイのか?それではあまりにも地味過ぎるのではないのか?


やはり、ここはひとつ、婦女子として、
「ゎたしぃ、モチきんちゃくぅ♡」
なんつった方がイイのではないのか?カワイイのではないのか?え?どうなんだ?

と、おでんを食べる度にこの素朴で姑息な疑問がMY脳内で膨れあがり、
MY貧胸中には表現しがたい疾走感がパンパンに充満するのだけれども、
しかし、いまだかつて、こんな質問をされたコト自体、なかった。
しかも、赤の他人成人美男性との縁すらも、なかった。
きっとこの先も、ナイ。
皆無。
杞憂。
と気が付いて、貧脳も貧胸もしぼむ。ショボン。


なんつって。そんな愚妄想はさておき。
いよいよ、本題。(え?!今から本題?!

今日のおでん用のゆでタマゴ。
キレイにムキムキ出来ました。
んが、しかし、1個だけ上手く剥けず、ボロボロガタガタになっちまいました。
これはおそらく、10中8・9、ニワトリの陰謀だと結論付けてイイとワタシは思う次第であります。

『おまえに食わすタマゴはねえ!』
おでんの具妄想_b0031241_14223741.jpg

ぐぬうう。
ニワトリの野郎め。
「おまえにはこれ以上動物性たんぱく質など必要無いわ」と言いたいのだな。
「そんなにタマゴが食べたきゃマヨネーズを貪りやがれバーカ」と言いたいのだな。
そうか、そうか、そんなにワタシが憎いのか。

コノウラミ ハラサデ オクベキカ
ニワトリめ、いつか必ずやシメてやるからな。首洗って待ってろ。

なんつって、被害妄想で〆てみました。うぐぐ。
by umitai513 | 2006-11-20 14:32 | 食ネタ